日経レバレッジETF
5本が上場しています。
それぞれの純資産、売買代金はこのとおり(2018年1月~6月の平均)。野村が圧勝。
とはいえ最下位の日興でさえ3億円の売買代金があり、ETFの中ではかなり活発に売買がされています。
板の厚さは売買代金に比例しているように見えますが、大量のデイトレーディングでない限り、1570、1579、1458なら十分そうに見える。
1回で数億取引するなら1570、1579は3千万円、1458は2千万円程度まで即失効されそう。そこまで資金がないので、どれでも良さそう。
面白いのは回転日数の違い。
デイトレーダーが売買代金が大きいほど多いのか、基本的に売買代金と回転日数の短さは相関があります。
特徴的なのは、1365。大和証券が店頭で売っているのか、1358の4倍近くありながら、回転日数は最下位。この回転日数の長さは、傘下の支店で販売していて、ネット証券などの客が少ないからでしょうか。
どの切り口での1570野村日経レバが1位、1579日経ブルが2位となっています。
ブルとレバレッジは一般的には同じ意味で使われており、1579は日経ブルと名前がついているが、商品性は同じです。
日経レバレッジの特徴の比較的わかりやすい解説
TOPIXレバレッジ・ダブルインバース(ブルベア)
純資産、売買代金ともに1568TOPIXブルが圧倒しています。こちらは1日14億円の売買とかなり売買されています。
板を見ると、百万円以上買うのであれば1568TOPIXブルを選んだ方がよさそう。日経レバほどは板が厚くないので、ここは選んだ方が良さそうです。
以下は2018年1月から6月までの平均です。
回転日数はそれぞれ11日、22日と日経レバ・ダブルインバと比べるとかなり長くなっています。デイトレーダーは日経レバ・ダブルインバに力を入れているようです。
TOPIXダブルインバースも以下の2銘柄です。
こちらも1356TOPIXベア2が全て圧倒しています。
板も同様に、1356を選んだ方がいいでしょう。
回転日数はTOPIXレバレッジよりもさらに長くなっています。
ETFの買い方
板が厚い場合は、概ね理論値で取引をすることができるので、あまり気にしないでも大丈夫。
板が厚くないETFの買い方
{iNAVが出ている場合}
iNAVがあるETFについては、iNAVを確認する。
iNAVに近い金額で取引できそうであれば、注文を出す。
iNAV近辺でビッド・オファーがなければ、iNAVあたりの金額で指値を入れる。
意外と執行してもらえることが多い。
{iNAVが出ていない場合}
外国株のETFはiNAVが出ていないことが多い。
その場合は、基準価額を確認する。
基準価額は、計算日の前日の外国資産の価格と、その日の10時の為替で計算されている。
そこから、現時点までどれだけ動いているかを調べる。
計算した金額を入れると、意外と執行してもらえる。
(例)
26日時点の基準価額=25日の外国資産 × 26日10時の為替
これを元に27日に取引しようとした場合、
27日取引時点の理論価格=26日時点の基準価額 × 外国資産の25日終値から現時点までの動き × 26日10時から現時点までの為替の動き
ETFを取引する以前に、ETFって何だろうという人は、こちらのサイトが比較的まとまってます。
ETFとは|1分で分かるETFの基礎知識|シンプレクスETF
原油ETFの売買代金比較
1日平均売買代金の年間推移(ブル・ベア含む)
原油ブルETNが2015年と2016年の売買代金ではトップだが、パフォーマンスの観点から2倍はおすすめし難い。
2013年以降の比較としたのは、5本の商品が出揃ったのが2013年以降であるため。
ブル・ベア以外の3本は6年分のデータが取れる。
1日平均売買代金の年間推移(ブル・ベア含まない)
最初の3年はWTI原油が圧倒しているが、2014年以降は野村原油も増えている。
2014年末からWTI原油価格が急落し、原油ETFへの投資が増えており、いずれのETFも売買代金が増えている。
しかし、ETFSは常に流動性がない。
売買代金で比べた場合では、WTI原油ETF(1671)がお勧めだろう。