金ETFの比較
投資に使える金のETF
純金上場信託(1540)かSPDRゴールド(1326)で良い。
個人的にパフォーマンスが安定して良いSPDRゴールド(1326)。
売買代金が大きい純金上場信託か、パフォーマンスが少し良いSPDRゴールドを選ぶかは個人の趣味の問題。
金ETFは他にもいくつかあるが、他は明らかに劣る。
金のETFの一覧
5本あるが、前述の2つで良い。
流動性の比較
金ETFの日次平均売買代金の比較はこのとおり。
右2つの国内金先物価格(1683)とETFS金(1672)はほとんど売買がされておらず、投資対象にならない。
金価格連動(1328)は年々売買が減っている。
また、このETFは仕組債に投資をしている。仕組債の発光体が潰れたときに仕組債が紙くずにならないかという不安がある。
あえてこのETFを選ぶ理由がない。
純金上場信託(1540)とSPDRゴールド(1326)は共にそれなりに流動性がある。
どちらも数百万円程度の売買なら、全く問題がない板であるが、絶対額で比べれば、純金上場信託(1540)が1位。
パフォーマンスの比較
金ETFのパフォーマンスの比較はこのとおり。
明らかにパフォーマンスが悪いのが、金価格連動(1328)と国内金先物価格(1683)。前者は仕組債であり、後者は先物であり、金現物に投資できるETFがあるのに、あえてそうではないETFに投資する理由はないだろう。
その他3つを比べると、ETFS金とSPDRゴールドが五分だが、ETFS金はほとんど流動性がないので投資できない。
若干パフォーマンスが落ちるが、そんなに悪くないのが純金上場信託(1540)。
厳密には基準価額で比較すべきだけど、データを取るのが大変なのと、そもそも基準価額で売買できないので、終値で代替。
パフォーマンスでは、SPDRゴールド(1326)が選ばれる。
どの金ETFに投資をするか
純金上場信託(1540)とSPDRゴールド(1326)の2択。
純金上場信託は、現物の金と交換ができる仕組になっているが、手数料も高いので現実的に金に取り替えることはないだろう。金に交換できるという安心感があるといった所か。
SPDRゴールドは海外ETFだが上場している。世界全体での純資産はSPDRゴールドが圧倒的に大きい。
この2本ならどちらでも良く、問題なく金に投資することができる。
SPDR ETFs 日本 - SPDR® ゴールド・シェア (GLD US · 1326 JP)
純金上場信託(金の果実)|商品ラインナップ|三菱UFJ信託銀行